インプラントを長持ちさせる方法、インプラントのケア

TASUKU DENTAL OFFICEのお知らせ・ブログ

インプラントはどのようにケアするの?

こんにちは。

大阪府箕面市船場の歯科・歯医者、TASUKU DENTAL OFFICE(タスクデンタルオフィス)の筒井佑(たすく)です。

今回は、「インプラントのケアの方法」についてお話します。

インプラントも治療後のメインテナンスがとても大切です。インプラントは人工材料であるためむし歯になることはありませんが、歯周病菌に感染する可能性があります。インプラント周囲の歯ぐきが歯周病菌によって炎症を生じ、インプラントを支える骨にまで波及してしまうと骨が吸収してしまいます。これを「インプラント周囲炎」と言います。

 

現在のところ、インプラント周囲炎に対して確立した治療方法はないため、インプラント周囲炎にならないようにすることが重要であると言われています。

 

インプラント周囲炎にならないようにするための条件の一つに、インプラントの特徴を理解した専門的なケアが必要です。

【天然歯とインプラントの特徴を理解しよう】

「インプラントをされている方で、隙間に物が挟まりやすくないですか?」

インプラントは天然歯のように噛めることがメリットの一つでありますが、インプラントは天然歯とは構造や形態が大きく異なります。

まず、土台の根っこの部分の幅が大きく異なります。

例えば、天然歯の大臼歯(大きい奥歯)は根っこの部分の直径が10mm以上ありますが、インプラントの土台の部分の直径は大きくても5~6mmしかありません。

その結果、図のイラストのように、両者で歯の形態が異なり、天然歯とインプラントの隙間が大きくなってしまい、物が挟まりやすくなるのです。

【様々な器具を使用した専門的なケアが必要】

物が挟まり汚れが溜まりやすくなると、インプラント周囲の歯茎に炎症が生じやすいためインプラント周囲炎になる可能性が高くなります。

インプラントの特徴を理解して、ケアをすることが求められます。

基本的に、歯と歯の隙間をお掃除するためには、歯間ブラシが推奨されています。

天然歯と天然歯の隙間であれば歯間ブラシだけでも毛先が全体に当たりやすく、汚れを除去しやすいです。

しかし、インプラントは歯の形態が異なり隙間が大きくなりやすいため、歯間ブラシだけでは毛先が全体に接触しにくく、汚れが残りやすいです。

特に、インプラントの際の汚れが残って欲しくない部分に毛先が当たりにくいです。

その部分のお掃除を手助けするのが、「フロス」になります。

「フロス」をハチマキのようにインプラント周囲に巻き付けながら上下左右に動かすことで細かな汚れが除去しやすいです。

「フロス」でもお勧めなのが、「イージースレッドフロス」と呼ばれるフロスの一部分がスポンジ状になっている器具を使用し、プラークをからめて除去できるのが特徴です。

少し扱いが難しいため、使用方法は歯科医院で指導してもらうようにしてください。

「イージースレッドフロス」はサンスター社から販売されておりますが、歯科専売となっているため歯科医院で購入することができます。

当院でも販売しておりますので、お声がけください。

イージースレッドフロスの使用方法はこちらから

 

また、お掃除が不得意で不器用な方で、日々のセルフケアだけでは汚れが取りきれない場合でも安心してください。

お掃除が難しい部分は、定期的なメインテナンスにより医院サイドでカバーします。

 

当院では、歯周病治療やインプラント治療に特化しており、歯周病やインプラントに関する豊富な知識と経験で患者様のサポート体制が整えております。

「インプラントを長持ちさせたい!」

そんなあなたに、患者様の合わせたオーダーメイドのメインテナンスを提供致します。

 

インプラントのケアでお悩みの方はお気軽にご連絡ください。

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院長 筒井 佑

監修者情報院長 筒井 佑

日本国内でもトップレベルの歯周治療、インプラント治療、噛み合わせ治療など総合治療を専門とした貴和会歯科診療所に勤務し、佐々木猛先生をはじめとする著名な先生方のご指導のもとで、10年間研鑽を積んでまいりました。全ての分野においてより専門性の高いレベルで臨床に取り組み、1本の天然歯を残す治療から全顎的な治療に至るまで数多くの難症例にも対応いたします。

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