歯を削らない有効な治療、接着ブリッジのメリットについて

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第4の治療オプション。削らないブリッジとは⁈|接着ブリッジ

こんにちは。

大阪府箕面市船場の歯医者、TASUKU DENTAL OFFICEの筒井佑(たすく)です。

むし歯や歯周病、歯の破折などで歯を失ってしまった場合、歯を回復させる治療方法として、

①ブリッジ治療 ②入れ歯治療 ③インプラント治療

は皆さんお聞きになったことがあるのではないでしょうか?

しかし、それぞれメリット・デメリットがあり、

「ブリッジで両隣の健康な歯を大きく削りたくない」けど「インプラント治療のような大きな外科処置は嫌だし、そんなに費用をかけれない」。かといって、「入れ歯は見た目が良くないし、異物感があって嫌だ」と悩まれている方もおられるのではないでしょうか?

今回は、そんな悩みを抱えている方に

「第4の治療オプションである、最少限の切削量でできる接着ブリッジ」をご紹介したいと思います。

 

 

《接着ブリッジとは?》
隣の歯の切削を表面(エナメル質)にとどめ、できるだけ削る量を最少量にし、強固な歯科用セメント(接着性レジンセメント)を用いてダミーの歯を装着する治療法です。

接着ブリッジのメリットはなんといっても、「ダミーの歯を支える歯(支台歯)をほとんど削らなくて済むこと」です。歯は削る量が多くなると、神経へのダメージも大きくなり、将来神経も歯も失うリスクが高くなります。歯を削る量は極力少ない方が歯へのダメージは少なくてすみます。
また、基本的には外科処置も必要なく、インプラント治療と比較し費用はかからないので、患者様への負担が少ない治療法になります。

近年の材料の進化によって、セラミックの材質は硬くなり、接着剤も強固になったことから、
セラミック接着ブリッジにも、審美性や耐久性を備え、長期的な予後も期待できるようになっています。
現在では、5年後の生存率は約90%近くになっているとの報告もあり、信頼性の高い確立した治療オプションの一つになっています。(Pjetursson BE et al. COIR 2018)

「セラミック接着ブリッジ」はこんなかたにオススメです!

  • 見た目をキレイにしたい
  • 歯をなるべく削りたくない
  • インプラントの外科処置が怖い
  • インプラントの適応年齢に達していない(20歳未満)
  • 全身疾患(糖尿病など)がありインプラントができない
  • 治療期間や費用がネックでインプラントを選択できない

「セラミック接着ブリッジ」が適応できる人は?

  • ダミーの歯の支えとなる歯(支台歯)に十分なエナメル質が残っている
  • ダミーの歯の支えとなる歯(支台歯)がグラグラしていない
  • 歯の欠損が1本
  • 極度な噛み合わせの異常がない

「セラミック接着ブリッジ」が適応できない症例は?

  • 強い力がかかる奥歯には適応できません。(基本的に前歯に適応します)
  • 歯ぎしり、食いしばりが強い方
  • 前歯に強い力がかかる噛み合わせの方
  • すでに従来型ブリッジ(両サイドの土台の歯が削られている)の場合は
    従来型ブリッジが適応になります
【治療の流れ】

  • カウンセリング
    まずはどのようなお悩みやご希望があるのか丁寧にヒアリングさせていただきます。
  • 精密検査
    歯周検査、レントゲン検査、噛み合わせの検査などを行い、お口の中の現状を正確に把握します。
  • 治療目標の共有
    検査結果から接着ブリッジが適応できるか判断します。
    適応できない場合には、その他の治療方法をいくつかご提案させていただきます。
  • 治療開始
    ダミーの支えとなる歯(支台歯)の形を整え、精密な型取りを行います。
    当日に色合わせも行い、仮歯まで装着いたします。
    次回、セラミックの歯が完成してくるので、色や形に問題がなければ、装着し終了になります。
    早ければ、3~4回で治療が完結します。
【当院では、「歯を失った場合の治療法」に対する無料カウンセリングを行っています。ご希望の方はぜひご利用ください】
(※検査が必要な場合は、検査費用はかかりますのでご理解ください)

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院長 筒井 佑

監修者情報院長 筒井 佑

日本国内でもトップレベルの歯周治療、インプラント治療、噛み合わせ治療など総合治療を専門とした貴和会歯科診療所に勤務し、佐々木猛先生をはじめとする著名な先生方のご指導のもとで、10年間研鑽を積んでまいりました。全ての分野においてより専門性の高いレベルで臨床に取り組み、1本の天然歯を残す治療から全顎的な治療に至るまで数多くの難症例にも対応いたします。

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