安定したインプラント治療、長持ちするために条件

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インプラントが長持ちするための3つの条件

こんにちは。

大阪府箕面市船場の歯科・歯医者、TASUKU DENTAL OFFICE(タスクデンタルオフィス)の筒井佑(たすく)です。

今回は、「インプラントが生涯長持ちするために必要な3つの条件」について解説いたします。

インプラント治療を検討している患者様によく聞かれる質問として、

「インプラント治療はどれぐらい持つのか?」

「一生使うことはできるのか?」

といったことを聞かれます。

確かに、外科治療もして、高額な費用がかかるからには、一生使えるインプラントを望まれる気持ちは当然だと思います。

一般的に、インプラントの生存率は様々な論文での報告をまとめると、10~15年の累積生存率(10年後にインプラントがお口の中に残存している割合)は、上顎で約90%、下顎で約94%である言われています。

10~15年という期間だけで評価すると、インプラント治療は生存率の高い非常に有効な治療法であると言えますが、できれば生涯、インプラントの健康を維持し、長持ちできれば一番ベストですよね。

インプラントは定期的にメインテナンスを行うことで、長持ちする可能性が高くなりますが、これは治療したインプラントが一定の条件を満たしていて初めて、メンテナンスが効果的になります。

それでは、メンテナンスに移行する前に、インプラントが満たしていなければいけない条件とは何なのか?

【インプラントが長持ちするために必要な3つの条件】

①    インプラントを周囲に十分な骨がある

②    インプラント周囲の歯ぐきが頑丈である

③    お掃除しやすい被せ物を装着できている

上記の3つの条件を満たしていることで、メンテナンスがしやすくインプラントが健康な状態で、より長持ちすることが保証されます。

【3つの条件を満たすために必要なこと】

①    インプラントを周囲に十分な骨がある

インプラントは全周にわたって歯槽骨によって囲まれている方が確実に長持ちします。歯周病や歯の破折などで抜歯を行うと、骨が大きく吸収することが多いです。その結果、インプラント治療際に骨が少なく、全周にわたって歯槽骨で囲まれずにインプラントの表面が露出してしまい、インプラントが安定せず、細菌にも感染しやすくなります。その場合は、骨造成術(GBR)により歯槽骨を再生させることにより、インプラントの安定化を図ります。

骨造成術について詳しくはこちらから>>>>>

②    インプラント周囲の歯ぐきが頑丈である

インプラントに炎症が生じずに、健康な状態を長期間維持するためには、十分な骨だけでなく、角化歯肉と呼ばれる頑丈な歯ぐきによっても覆われている方が良いと言われています。

天然歯でも同様ですが、角化歯肉はコラーゲン線維を有する緻密な組織で、炎症が生じにくく、歯周組織が安定しやすいと言われています。表層が硬く、動かない頑丈な歯ぐきなので、歯ブラシなどの外的な刺激にも十分に耐えれるようになっています。

日本人に対する研究において、インプラント周囲には最低2mm以上の角化歯肉があると、インプラント周囲炎になるリスクを減らすことができると報告されています。(参考文献 Wada et.al COIR 2018)

歯ぐき移植について詳しくはこちらから>>>>>

③   お掃除しやすい被せ物を装着できている

インプラント周囲炎はインプラントの歯周病であり、インプラント周囲に汚れ・プラーク(細菌の塊)が溜まり、歯ぐきに炎症が生じ、その炎症がインプラントを支える歯槽骨に波及してしまい、骨が吸収してしまう病気になります。

インプラントはチタン製の人工歯根になりますので、天然歯以上に感染に対して注意をしなければならないため、インプラント周囲はお掃除がしやすい方が、プラークは溜まりにくく、歯ぐきに炎症が生じにくいです。そのためには、汚れの付きにくいセラミックを使用し、お掃除のしやすい形の被せ物を装着した方が、圧倒的にインプラントが長持ちできる可能性が高くなります。

インプラントのメンテナンスについて詳しくはこちらから>>>>>

当院はインプラント治療を専門としており、高度な技術を持ち合わせた経験豊富なインプラント認定医が治療を担当いたします。

歯周病認定医も取得しており、歯周病にも精通しているため、インプラントがより長持ちするための工夫をしながら治療に取り組んでおります。

当院では、徹底して「質(Quolity)の高さ」にこだわった長持ちする安全なインプラント治療を提供しております。

インプラント治療は一度治療を行うと、やり直しがとても難しい治療です。安さや簡便さだけに注目して歯医者を選ぶと、5年後、10年後に「見た目が悪い」「噛みにくい」「調子が悪い」などの不具合が生じやすく、「インプラント治療をしない方がよかった」と後悔する方も多いのが現状です。

インプラント治療は、適切に治療を行えば、10年・20年そして、患者様の人生に大きく貢献できる、とても有効な治療法です。

「時間をかけてでも妥協のない細部にまでこだわったインプラント治療」をお望みなら、是非当院へお任せください。

無料相談はこちらからご予約をお取りください>>>>>>>

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院長 筒井 佑

監修者情報院長 筒井 佑

日本国内でもトップレベルの歯周治療、インプラント治療、噛み合わせ治療など総合治療を専門とした貴和会歯科診療所に勤務し、佐々木猛先生をはじめとする著名な先生方のご指導のもとで、10年間研鑽を積んでまいりました。全ての分野においてより専門性の高いレベルで臨床に取り組み、1本の天然歯を残す治療から全顎的な治療に至るまで数多くの難症例にも対応いたします。

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