歯ぐきの再生治療は知覚過敏を改善できる治療

こんにちは。

大阪府箕面市船場の歯科・歯医者、TASUKU DENTAL OFFICE（タスクデンタルオフィス）の筒井佑（たすく）です。

今回は、「塗り薬では治らない知覚過敏への治療法」についてお話します。

知覚過敏とは、冷たい飲み物を飲んだ時や、歯ブラシが当たった時、冷たい風があたった時などに、「キーン」とはがしみる症状のことです。

むし歯ではなく、ほとんどは一過性の痛みで、時間の経過と共に治ります。

【知覚過敏の原因は？】

歯ぐきに覆われている根っこの表面（象牙質）が、何らかの理由で露出することにより歯が染みることが原因です。象牙質は歯の神経を覆うように形成されている組織で、歯の表面のエナメル質よりもやわらかく、歯への刺激を神経に伝える役割を持っています。

正常な状態では、根っこの表面（象牙質）は歯ぐきによって覆われていますが、歯ぐきが痩せてしまうことで、根っこの表面が露出してしまい、知覚過敏が生じてしまうのです。

歯ぐきが下がってしまい、根っこの表面（象牙質）が露出すると知覚過敏以外にも

①    歯が長くなることで見た目が悪くなる

②    歯ブラシが当てにくいため汚れが溜まる

③    むし歯になる （象牙質はむし歯になりやすいため）

④    歯周病がさらに進行する

などの問題が生じてしまいます。

＞＞＞＞＞＞歯茎の痩せ（歯肉退縮）について詳細はこちら

【痩せた歯ぐきを再生させる方法は？】

痩せた歯ぐきを再生させる方法を、根面被覆術と言います。

根面被覆術とは、歯肉退縮（歯ぐきの痩せ）に対して、結合組織移植（歯ぐきの移植）などの外科的な処置で、露出した根面を歯ぐきで被覆する処置のことを言います。歯茎の再生治療とも言います。

移植する歯ぐきは、ご自身の上顎（上アゴ）の内側の歯肉から採取することができ、採取した部分は時間の経過とともに、約１ヶ月程度で元の状態に治癒します。

＞＞＞＞＞＞根面被覆術・歯ぐきの移植について詳細はこちらから

露出した根っこの表面を覆う方法は、歯ぐきを再生させるしか方法はありません。

知覚過敏で長年お悩みの方は、ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか？

【根面被覆術の治療の流れ】

①    精密検査、カウンセリング

レントゲン診査や歯周検査、噛み合わせ検査などをもとに原因の考察、治療計画をお伝えいたします。患者様のご希望も踏まえて、治療のゴールを共有します。

②    歯周基本治療（噛み合わせの調整、歯ブラシ指導、虫歯治療など）

まずは、歯肉退縮の原因の改善や、虫歯の処置などを行います。

③    歯ぐきの炎症を改善

手術を行う周辺の歯ぐきに炎症がある状態で外科治療を行うと、手術時に麻酔が効きにくい、出血が多くなるなど、患者様に負担かかったり、術後の治癒が悪く、良い結果を獲得できない可能性があります。

処置前にはできる限り歯ぐきの炎症を改善し、手術しやすい環境を整えておく必要があります。

④    根面被覆術　手術当日

外科治療は局所麻酔で施術を行います。所要時間は１～１.5時間で、日帰りでの手術が可能です。術後は、疼痛、腫れ、内出血斑が生じる可能があります。疼痛は鎮痛薬にてコントロールが可能です。腫れは2～3日がピークで徐々に軽減していきます。内出血斑も7～10日ほどで消失しますのでご安心ください。

⑤    術後の管理

術後は4～6週間、週に１度来院していただき専門的なクリーニングをさせていただきます。

歯ぐきを採取した上アゴは約１ヶ月

歯ぐきを再生した部位は約２ヶ月

で歯ぐきが治り、綺麗になります。

当院では、歯ぐきの再生治療を専門としており、高度な技術を持ち合わせた経験豊富な歯周病認定医が治療を担当いたします。

当院は大阪府箕面市船場に立地しており、近隣の箕面市や豊中市、吹田市、茨木市、池田市からの患者様が通院されています。千里中央、緑丘、東豊中、上野坂、古江台、青山台、新千里北町、新千里西町、新千里東町、新千里南町方面からも多数来院されております。

また、大阪の大動脈である、新御堂筋（423号線）や神戸から京都まで東西に走る171号線、箕面トンネル、吹田インター（名神高速）、池田インター（中国道）が近く、車でのアクセスが抜群であるため、大阪市内や西宮市、箕面森町、茨木市彩都、京都市、三重県、和歌山市からも通院される方がおられます。

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